未経験でも転職できる?インテリアコーディネーターになる具体的な方法

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インテリアコーディネーターの仕事には、さまざまなものがありますが、お客様の自宅をより快適でおしゃれにするやりがいのある仕事です。

今の会社を脱出し、興味があり挑戦してみたかったインテリアコーディネーターになりたいけど、転職できるか不安になっている方もいると思います。

しかし、未経験で転職できるのか不安ですよね。

本記事では、未経験の人がインテリアコーディネーターになる方法やインテリアコーディネーターに向いている人、向いていない人など、転職について必要な情報を解説します。

ハウスメーカーのインテリアコーディネーターへの転職した経験を踏まえて、わかりやすく解説します。

インテリアコーディネーターへの転職に向けた第一歩となるでしょう。

未経験でもインテリアコーディネーターになれる理由

未経験でもインテリアコーディネーターになれる理由は、以下の2つです。

・インテリア業界は人手不足
・他業界の経験を活かして働ける

人手不足なインテリア業界

少子高齢化が進む日本では、インテリア業界でも近年、人手不足が深刻化しています。

そのため、未経験者であっても、意欲と能力があれば、積極的に採用される可能性が高いでしょう。

また、インテリア業界は、多様な職種があり、それぞれの専門性を活かせる場も豊富です。

例えば、注文住宅などで家1件丸ごとのコーディネートや家に合わせた家具選び、照明計画など、自分の興味や得意分野に合わせて活躍できる道があります。

未経験者であっても、自分の強みや興味を活かして、インテリアコーディネーターとして活躍できるチャンスは十分にあります。

他業界の経験を活かして働ける

インテリアコーディネーターの仕事は、顧客とのコミュニケーション、空間設計、デザイン提案など、幅広いスキルが求められます。

そのため、販売、接客、営業、デザイン、建築など、様々な業界での経験が活かせるでしょう。

例えば、販売経験があれば、顧客のニーズを的確に把握し、適切な提案が可能です。

また、営業経験があれば、顧客との関係構築や契約獲得に役立ちます。

上記のような経験は、インテリアコーディネーターとして活躍する上で大きなメリットとなります。

未経験からインテリアコーディネーターへ転職する方法

未経験からインテリアコーディネーターへ転職する方法は、以下の2つです。

・インテリアコーディネーターの業務で活かせる強みをアピールする
・業務に活かせる資格を取得する

業務で活かせる強みをアピールする

未経験者が、インテリアコーディネーターに転職するためには自分の強みを把握し、それを適切にアピールすることが重要です。

例えば、以下のスキルをアピールできるように準備しましょう。

・コミュニケーション能力
・プレゼンテーション能力
・空間把握能力
・顧客対応力

積極的に行動することで、未経験者でも転職の可能性を高められます。

転職が有利になる資格を取得する

以下の資格を取得すると、転職できる可能性が向上します。

・インテリアコーディネーター
・インテリアプランナー
・一級建築士
・二級建築士
・色彩検定1級

専門知識を証明する資格を取得することで、転職活動が有利になります。

転職前に、資格取得のスクールや講座を活用して取得するのもおすすめです。

インテリアコーディネーター職の特徴

インテリアコーディネーター職の特徴として、業務内容と収入について私の経験も合わせて紹介します。

  • インテリアコーディネーターの仕事内容とは?
  • インテリアコーディネーターの収入

インテリアコーディネーターの仕事内容とは?

インテリアコーディネーターは顧客の要望をヒアリングし、ライフスタイルや予算に合わせて、空間デザインの提案や家具・照明の選定などを行います。

どの業種で勤務するか、また企業ごとに仕事内容は変わります。

私が勤務したハウスメーカーでの具体的な業務内容と流れを紹介します。

【(例)注文住宅の場合】

  1. 担当営業がお客様と契約(大まかな工期や予算の決定)
  2. インテリアコーディネーターが打ち合わせに参加し、施主の要望やライフスタイル、予算などをヒアリング
  3. 打ち合わせを重ねて詳細を決めていく
  4. 工事現場で納品の立ち会いや進捗状況の確認
  5. 全ての工事と納品が完了したら施主と現場で一緒に確認
  6. 施主からサインをもらって完工、引き渡し

案件により流れは変わるため、一例として参考にしてください。

似たような案件はあっても、まったく同じ案件はありません。

すべての案件で、顧客と会社、自分自身、関係各所のバランスを考えながら動かなければいけません。

3.打ち合わせを重ねて詳細を決めていく

施主との打ち合わせにより、以下の内容を細かく決めていきます。

・間取り
・内装
・外装
・住宅設備
・エクステリア
・カーテン、家具、照明
・その他

施主と一緒に、各メーカーのショールームに実物を見に行ったり、カタログやミニサンプルから選定したりして決めます。

発注から納品までの期間を計算して、工期に間に合うように決めなければいけません。

「発注したものと異なるものが納品されている」などのイレギュラー対応も発生するため、柔軟かつ迅速な対応が求められます。

インテリアコーディネーターの収入

インテリアコーディネーターの大まかな収入は、以下の通りです。

・正社員:20万~35万円程度
・契約社員:18万~25万円程度
・フリーランス:案件や案件数によって異なる

インテリアコーディネーターの収入は、経験やスキル、勤務先によって異なります。

初任給は20万円前後からスタートし、経験を積むにつれて収入が増加していく傾向があります。

企業によっては、売上額に対するインセンティブもあるでしょう

また、フリーランスのインテリアコーディネーターとして独立すれば、収入をさらに高めることが可能です。

30代、未経験でインテリアコーディネーターへ転職する際の注意点

30代で未経験からインテリアコーディネーターに転職することは、決して不可能ではありません。

しかし、転職活動にはいくつかの注意点があります。

・経験不足
・年齢による不安や劣等感
・キャリアプラン

経験不足

インテリア業界未経験者は、経験豊富な人に比べると転職活動が不利になる可能性があります。

自分の強みやスキルをアピールし、経験不足を補いましょう。

年齢による不安や劣等感

年齢を重ねるにつれて、転職活動に対する不安や焦りを感じてしまいます。

しかし、年齢は単なる数字であり、経験やスキル、意欲があれば年齢は問題になりません。

キャリアプラン

30代は人生の転換期になる方も多く、キャリアプランをしっかりと立てることが重要です。

インテリアコーディネーターとして入社して、どのようなキャリアを築きたいのか、明確な目標を掲げ面談時に話せるようにしましょう。

おすすめエージェントと転職ステップ

インテリア業界へ転職する際に活用しやすくおすすめの転職エージェントと、転職ステップを紹介します。

おすすめの転職エージェントと求人サイト

求人情報サイトや転職エージェントを利用することで、自分に合った求人を見つけられます。

特に、転職エージェントを利用すれば、自分に合った求人紹介や面接対策などのサポートを受けられるため、転職に成功する可能性が高まるでしょう。

【転職エージェント】

【転職・求人サイト】

転職活動のステップ

インテリアコーディネーターへの転職活動は、以下のステップで進めるのがおすすめです。

  1. 自己分析
  2. 業界・企業研究
  3. 求人情報の収集
  4. 応募書類作成
  5. 面接対策
  6. 書類、面談、その他審査
  7. 内定

自分の強みやスキル、興味関心を分析しましょう。

本当にインテリア業界に転職したいのか慎重に検討すべきです。

そして、インテリア業界の動向や、興味のある企業について調べてください。

「インテリアコーディネーター」と一言でいっても以下のように多くの働き方があります。

・ハウスメーカーのインテリアコーディネーター
・インテリアショップのインテリアコーディネーター
・インテリア物販会社のインテリアコーディネーター
・営業兼インテリアコーディネーター

営業職でも営業の仕事をしながらお客様の案内・接客をすることがあります。

転職活動は、時間と労力を要するプロセスです。

焦らず、しっかりと準備を進めましょう。

インテリアコーディネーターに向いている人の特徴

インテリアコーディネーターに向いている人の特徴は、以下の通りです。

・インテリアが好きな人
・人とコミュニケーションを取るのが得意な人
・クリエイティブな仕事が好きな人

インテリアが好きな人

当然ながら、インテリアへの興味・関心が強く、インテリアが好きな人に向いています。

インテリアコーディネーターは、空間デザインやインテリアコーディネートを通じて、顧客の夢を形にする仕事です。

常に新しいインテリアのトレンドや最新情報を収集し、知識やセンスを磨いて学び続けることが重要です。

人とコミュニケーションを取るのが得意な人

インテリアコーディネーターは、顧客や関係先とのコミュニケーションを密に行う仕事です。

顧客の要望を丁寧にヒアリングし、的確な提案を行うために良好なコミュニケーション能力が必要です。

また、施工業者や協力会社との連携も重要であり、円滑なコミュニケーションが重要となるでしょう。

クリエイティブな仕事が好きな人

インテリアコーディネートは顧客の要望を基に、今、目の前にない空間を創造するクリエイティブな仕事です。

このように聞くと、クリエイティブな発想力やデザインセンスが必要と思われるかもしれません。

確かに、センスがあるほうがよいですが、なくてもインテリアコーディネートは可能です。

経験と知識があれば、ロジカルに素敵な空間を作れます。

その積み重ねでセンスも磨かれるので、空間を想像するクリエイティブな仕事に興味があり、努力できる方には向いています。

インテリアコーディネーターに向いていない人の特徴

インテリアコーディネーターに向いていない人の特徴は、以下の通りです。

・チームで動くのが苦手な人
・仕事における進捗管理が苦手な人

チームで動くのが苦手な人

インテリアコーディネーターは、営業、設計、職人、現場監督、顧客、協力会社など、様々な人と連携して仕事を進めます。

そのため、チームで働くことが苦手な人は働き方が苦痛に感じるかもしれません。

また、人とのコミュニケーションが苦手な方は、顧客との信頼関係を築くことが難しく、仕事が円滑に進まない可能性があります。

仕事における進捗管理が苦手な人

インテリアコーディネーターは工事の進捗状況や家具の納品のために、スケジュール通りに仕事を進めなければいけません。

複数の事象が同時に進んでいくのを見落としなく管理する必要があります。

仕事における進捗管理が苦手な人は、この作業が大きな負担と感じる。

引き渡しや納品の納期に間に合わない場合は、大きなクレームにつながることもあります。

おすすめの通信講座

インテリアコーディネーター資格を取得するために、おすすめの通信講座は以下の7つです。

それぞれ、金額や受講期間、サポート体制などに差があるので総合的に判断して自分に合う通信講座を選んでください。

インテリアコーディネーター資格取得のためのたった2つのコツ

インテリアコーディネーターの資格取得には、以下2つのコツが有効的です。

・過去問を解く
・問題集を解く

資格試験には、過去に出題された問題や似通った問題が多く出てきます。

繰り返し過去問を解くことで、試験の傾向や出題範囲を把握でき、自分の弱点や不得意分野を把握し、重点的な学習が可能です。

問題集を解くと、試験問題自体に慣れるでしょう。

資格取得は決して簡単なことではありませんが、計画的に学習を進めコツを掴むと、合格できる可能性が高くなるでしょう。

まとめ

未経験からの挑戦に不安がある方も、インテリアコーディネーターとして成功する可能性は十分にあります。 

インテリア業界は人手不足であり、他業界の経験が活かせる点も魅力です。

資格取得や転職エージェントの利用を通じて、自分の強みをアピールし、計画的に転職活動を進め転職を成功させましょう。

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