【シーリングライト】選び方のポイントと注意点を解説!

照明

シーリングライトは、部屋のメインになる重要な照明です。

しかし、新居に引越すと部屋の広さやインテリアが変わるため以下のような悩みで困っていませんか?

・どのくらいの明るさを選べばいいのかわからない
・どのデザインがリビングに合うのかわからない
・シーリングライトにどの機能が必要なのかわからない

シーリングライトはデザインやサイズによって多くの種類があるため、どのように選べばよいのかわからないですよね。

本記事では、以下の内容を解説します。

・シーリングライトの明るさの選び方
・シーリングライトの機能
・シーリングライトの取り付け方
・シーリングライトを選ぶ際に注意すべき点

本記事を読むと、リビングや寝室のシーリングライトを選ぶ際に後悔なく購入できるようになります。

シーリングライトとは

スクエアタイプのシーリングライト

シーリングライトとは、天井に取り付ける照明器具の一種です。

一般的には、天井の中央部分に取り付けられ、部屋全体を明るく照らします。

適切なシーリングライトを選ぶことで、快適で魅力的な住環境を作り出せます。

シーリングライトはデザインによって、インテリアのアクセントとしても重要な役割を果たせるでしょう。

シーリングライトで多く見られるデザインは、以下の通りです。

  • シンプルな丸い形状
  • モダンで角ばったデザイン
  • シャンデリアタイプ
  • 縁に装飾があるタイプ

シーリングライトには調光機能やリモコンでの操作ができるものなど、機能面での種類も豊富です。

畳数に応じた明るさで選ぶ

昼白色のスクエアタイプの照明

広さ(畳数)に応じた適切な明るさのシーリングライトを選びましょう。

広い部屋ほど、明るいシーリングライトを選ぶ必要があります。

畳数に応じたシーリングライトの適切な明るさ(ルーメン)の目安は、以下の表を参照してください。

畳数 必要な明るさ[lm(ルーメン)]
4.5畳 2200~3199 lm
6畳 2700~3699 lm
8畳 3300~4299 lm
10畳 3900~4899 lm
12畳 4500~5499 lm
14畳 5100~6099 lm

参考:一般社団法人 日本照明工業会公式ホームページ 
部屋の大きさに合った明るさの照明器具の選び方 LED照明器具の適用畳数について

照明器具の種類や天井の高さ、照明の用途によって必要な明るさは異なる場合があります。

畳数に応じた明るさでシーリングライトを選ぶ際のポイントは「当てはまる畳数のワンランク上のものを選ぶこと」です。

例えば、10畳用のシーリングライトを8畳の部屋で使用すると、照明に負担をかけずに使用できます。

シーリングライトの寿命も延びるので長期間使用できるでしょう。

機能で選ぶ

シーリングライトを選ぶ際は、必ず機能性も確認して選びましょう。

シーリングライトの重要な機能は以下の通りです。

  • 調光
  • 調色
  • Wi-Fi対応
  • 虫ブロック

照明メーカーや、商品によってはほかの機能もあります。

家族が日常生活で快適に過ごすための機能を選ぶことが重要です。

調光機能|適度な明るさを確保する

調光機能は、照明の明るさを調節できる機能のことです。

従来のシーリングライトは、スイッチでON/OFFを切り替えるだけでした。

しかし、調光機能が備わったシーリングライトは、明るさを調整できるスイッチやリモコンが付属しています。

自宅で過ごすことが多い方は、明るさを調整できると過ごしやすくなるためおすすめです。

以下の上の画像が少し暗めに、下の画像は明るめに調整したシーリングライトです。

調光しているシーリングライト

調色機能|心地よい明かりで快適空間を作る

調色機能は、照明の色温度[単位はK(ケルビン)]を調節できる機能のことです。

従来のシーリングライトの白熱電球や蛍光灯などは、白い光やオレンジ色の光の特定の色温度の光しか発せられませんでした。

調色機能があるシーリングライトは、色温度を調節できるスイッチやリモコンが付属しています。

照明の色を気分や生活シーンに合わせて調節しましょう。

例えば、電球色のあたたかいオレンジ色の光(2700K〜3000K)はリラックスしやすく、寝室やリビングにおすすめです。

一方、昼白色の白色の光(4000K〜6500K)は、明るさや視覚的な活性化をもたらすため、キッチンや作業スペースなどで使用するのが向いています。

来客が多い方や、自宅で仕事・読書・映画鑑賞をするインドアで多趣味な方は、その都度雰囲気を変えることができるので調色機能はおすすめです。

自宅の雰囲気や使い方に合わせて、適切な色温度に調節できる照明を選びましょう。

Wi-Fi対応機能|どこにいても照明をコントロール可能

インターネットに接続可能なシーリングライトには、Wi-Fi対応機能があります。

この機能を備えたシーリングライトは、スマートフォンやタブレットを使用して、シーリングライトをコントロールできます。

外出先から操作することも可能なため、照明の消し忘れを思い出したときは遠隔で操作して消灯できるので安心して出かけられます。

通常のシーリングライトとは異なり、アプリや専用のリモコンで以下の調整が可能です。

  • 照明のON/OFF
  • 光の明るさ
  • 光の色
  • スケジュール
  • タイマー
  • シーンの設定

一部のWi-Fi対応シーリングライトでは、音声操作が可能です。

例えば、両手がふさがっているときに「リビングの照明をつけて」と言うと照明が点きます。

虫ブロック機能|清潔な照明を使い続けられる

虫ブロック機能は、照明器具の構造や光の波長の調整などで、シーリングライトに入り込む虫の数を減らす機能です。

LEDの光の波長は虫が好む紫外線の波長をほとんど含まないため、虫が集まりにくいです。

また、照明器具の構造により、虫が入りにくい設計になっているシーリングライトもあります。

例えば、パナソニックの虫ブロック機能を備えたシーリングライトは、虫が入らないように隙間を狭くしたり防虫剤を設置したりしています。

出典:パナソニック公式ホームページ 虫返し構造・虫ブロック・キレイコート

デザインで選ぶ

シーリングライトのデザインは、部屋のインテリアスタイルに合わせて選びましょう。

インテリアスタイルに合わせると、統一感が出て美しい部屋を作れます。

例えば、ナチュラルスタイルのリビングには、木や布の装飾があるシーリングライトを選ぶと統一感のあるおしゃれな部屋を作りやすくなります。

ここからは、具体的に以下のインテリアデザインのシーリングライトを紹介します。

  • モダンデザイン
  • ナチュラルデザイン
  • 和デザイン

モダンデザインのシーリングライト

出典ヤマギワオンラインストア公式ホームページ シーリング照明 KRONOS

モダンデザインのシーリングライトは、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。

直線や曲線を活かしたデザインが多く、無駄のないシンプルさが人気です。

薄型、軽量タイプでLED照明を採用しているものも多いため、省エネ効果も高く長期間の使用が期待できます。

リビングがモダンインテリアの場合、シーリングライトもインテリアスタイルに合わせてモダンなデザインを選びましょう。

ナチュラルデザインのシーリングライト

出典:ヤマギワオンラインストア公式ホームページ JAKOBSSON LAMP(ヤコブソンランプ)シーリング照明 

ナチュラルデザインのシーリングライトは、木材や布などの自然素材を活かしたあたたかみのある風合いが特徴です。

柔らかな光が部屋全体を包み、リラックスした雰囲気を演出します。

形状はシンプルで、木目の美しさや自然な色合いを取り入れたデザインが多く、北欧風や和モダンのインテリアとも相性抜群です。

調光機能を備えたモデルもあり、時間帯やシーンに応じて光の強さを調整すると、快適な空間が作れます。

和風デザインのシーリングライト

和風デザインのシーリングライトは、和紙や木材、布など日本伝統の素材を使用して落ち着きとあたたかみのある空間を演出します。

障子を連想させる格子模様や柔らかな曲線が特徴で、畳や木の家具と調和しやすいデザインが多く、和室や和モダンな空間にぴったりです。

優しい間接照明のような光の広がりが心地よく、リラックスしやすい和室を作れます。

 

照明の変更を含め、インテリアコーディネートのコツを知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

>>>インテリアコーディネートのコツ|誰にでもできる方法を徹底解説!

シーリングライトのエネルギー効率と寿命を考慮する

シーリングライト選びにおいて、エネルギー効率と寿命の長さも重要な要素です。

長期間使用可能なシーリングライトを選ぶために、以下のポイントを確認しましょう。

  • LED照明の利用
  • 電力消費
  • 寿命と保証

LED照明はエネルギー効率に優れ、長寿命であるため現代のシーリングライトとして最も推奨されています。

LED照明の使用は、電気代の節約にもつながります。

また、シーリングライトの電力消費量を確認することも重要です。

同じ明るさでも電力消費量が異なる場合、エネルギー効率の高いモデルを選ぶことで、長期的な節約効果を期待できます。

シーリングライトの寿命とメーカーの保証期間にも注意しましょう。

メンテナンスや交換の手間を減らすことにつながります。

照明による明るさの指標

照明による明るさの「指標

シーリングライトの明るさを選ぶ際には、以下の指標を参考にしましょう。

  • lm(ルーメン)
  • 色温度K(ケルビン)
  • 演色性Ra(アールエー)
  • 固有エネルギー消費効率lm/W(ルーメン毎ワット)

lm(ルーメン)

lm(ルーメン)は、照明の明るさを表す単位で、数値が大きいほど明るい光を発します。

100ルーメンのLED電球は、100ワットの白熱電球と同じ明るさを持ち、電力消費が少ないため省エネ効果が高くなります。

色温度K(ケルビン)

色温度K(ケルビン)は、光の色味を表す指標です。

一般的には、温度が高い光源は青く、温度が低い光源は赤みを帯びた色をしています。

具体的には、Kのイメージは以下の表のようになります。

具体例 K(ケルビン)
赤いろうそくの火 約1500K
白熱電球 約2700K
太陽光 約5700K

演色性(Ra)(アールエー)

演色性(Ra)は、光源が物体の色をどのように再現するかを表す指標です。

演色性指数は、1から100までの値で表され、100に近いほど色再現性が高くなります。

例えばRaが100の場合、光源は日光に当たったときと同様の色を再現できています。

一方、Raが50以下の場合、色再現性が低く、物体の色が変色して見える可能性が高いので、Raは80以上がおすすめです。

固有エネルギー消費効率lm/W(ルーメンパーワット)

固有エネルギー消費効率lm/Wは、発光効率を表す指標です。

つまり、この値が大きいほど、省エネ効果が高いシーリングライトである、といえます。

2つの照明が同じ光量を発する場合、固有エネルギー消費効率が高い光源は、より少ない電力で照明が機能します。

高いlm/Wを持つLEDや蛍光灯などの光源は、省エネ性能が高く経済的にも優れているといえるでしょう。

ただし、lm/Wの数値が高いからといって、必ずしもその光源が優れたものであるとは限りません。

光の色や、発光面の広がりなど、その他の性能や特性も考慮する必要があります。

シーリングライトの取り付け方法

シーリングライトの取り付け方

シーリングライトの取り付け方法は、天井に施工されている配線器具に引っ掛ければ完了です。

以下の配線器具が天井にあれば設置可能です。

  • 丸型フル引掛シーリング
  • フル引掛ローゼット
  • 角型引掛シーリング
  • 丸型引掛シーリング
  • 引掛埋込ローゼット

出典:パナソニック公式ホームページ 天井の配線器具について

配線器具がない場所に設置するためには、新たに電気工事が必要です。

賃貸物件は天井に穴を開けなければ施工できないため、配線器具がない場所に設置はできません。

戸建の場合は、シーリングライトを施工する電気工事が可能かどうか、職人や専門家の下見が必要です。

天井裏の配線工事が可能かどうかを確認してもらいましょう。

また、電気工事士の資格がなければ壁や天井の中の配線工事はできないため、「DIYで施工できそうだ」と、判断しても必ず業者に依頼しましょう。

シーリングライトを選ぶ際に注意するポイント

シーリングライトを選ぶ際に注意すべきポイントは、以下の通りです。

  • シーリングライトの高さ(厚み)と部屋の天井高
  • シーリングライトの機能の確認

シーリングライトの高さ(厚み)と部屋の天井高

シーリングライトの高さと部屋の天井高(床〜天井までの高さ)を購入前に確認しましょう。

シーリングライト自体に厚みがあり、部屋の天井高が低い場合、部屋が狭く見えてしまい圧迫感を感じてしまいます。

このような場合は、高さのない(薄い)シーリングライトを選びましょう。

シーリングライトの機能の確認

部屋に必要なシーリングライトの機能を確認しましょう。

シーリングライトには、以下のようなさまざまな機能があります。

  • 調光
  • 調色
  • Wi-Fi対応
  • 虫ブロック
  • センサー
  • 音声操作
  • スマート連携
  • サーキュレーター機能
  • プロジェクター機能
  • スピーカー内蔵

機能が多いほど価格は高くなる傾向があります。

設置する空間によって必要な機能は変わりますので、生活スタイルから考えてみてください。

特に、調光・調色機能は、快適な住空間のためにおすすめの機能です。

まとめ

シーリングライトは、部屋全体の雰囲気や実用性を大きく左右する重要なアイテムです。

本記事で紹介した選び方のポイントを押さえて、部屋の広さや用途に合った最適なシーリングライトを選ぶことで、より快適で美しい住空間を実現できます。

明るさの調整や色温度の切り替えができる調光・調色機能を持つライトは、ライフスタイルに柔軟に対応できるためおすすめです。

また、省エネ効果や長寿命を考慮し、LEDライトを選ぶと電気代の節約にも繋がります。

デザイン面でもインテリアに調和するものを選ぶことで、見た目も美しく、一段と満足度の高い空間作りが可能です。

自宅に合う適切な照明を選び、素敵なインテリアライフを手に入れましょう。

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